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空気:快適な暮らしに必要な「目に見えないインテリア」(3)

 

前回・前々回では、音・香りをテーマに、目に見えないインテリアが心地よい暮らしに重要な役割があることをお話してきました。

 

今日はそんな目に見えないインテリア要素のひとつ、空気について考える回にしたいと思います。

1. 快適で健康的な暮らしとは?

快適で健康的な暮らしを送るには、なにが大切でしょうか。もちろん食事・睡眠・運動などのライフスタイルやストレスを少なくしてメンタルを健やかに保つことも重要です。では、家づくりを考えたときにはどうでしょう。

 

デザイン・耐震性・省エネなど、さまざまな要素があり、人それぞれ重きを置くポイントは変わります。どれもとても大切ですが、いくらデザインがよくても健康を損ねる空間では、快適な暮らしにはなりませんよね。

 

心もからだも健康的で元気に暮らすためには、空気の清浄さがとても大切になってきます。

2. きれいな空気のなかで暮らす

人が体内に取り込む物質は、飲食物よりも「室内の空気」が多いのはご存じでしょうか。飲食物が15%ほどであるのに対して、空気は約60%を占めています。でも食事内容は気を付けていても、空気を意識することは少ないのではないでしょうか。

 

室内の空気が汚れると、シックハウス症候群やアレルギーなどの健康被害を引き起こします。たとえば建材・塗料・接着剤から発生・拡散する化学物質などが、室内空気汚染の原因になっています。

 

そのため、ビニールクロスや化学接着剤などの化学建材をなくし、溶剤成分や化学接着剤の入っていない建材を選択し、室内空気をキレイにすることが大切です。

3. 温度・湿度にこだわる

乾燥や湿気、暑さ・寒さは快適かどうかに大きな関わりがあります。夏場のムシムシした気候で不快だったり、冬の乾燥で肌がかゆくなったりとストレスを感じる方も多いでしょう。そこで、室内の温度や湿度をコントロールが、快適な暮らしに重要なポイントになります。

 

一般的に人が快適に過ごせる室内温度は、次のような指数で表されています。

 

【夏場】

・温度:25~28℃

・湿度:45~60%

 

【冬場】

・温度:18~22℃

・湿度:55~65%

 

加湿器・除湿器や、調湿効果の高い内装材を使うなどして、湿度を調整しましょう。湿度のコントロールができると、冷暖房機器の効きがよくなり、省エネ効果も高まりますよ。

まとめ

暮らしを彩るインテリアは、目に見える家具や装飾だけではありません。3回にわたりご紹介してきた、目に見えないインテリア要素を意識すると、より快適な暮らしを実現できますよ。いま一度、音・香り・空気の環境をととのえてみてはいかがでしょうか?

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