無添加住宅が大切にする 永く愛される家ということ
新しい家を建てるとき、みなさまはどんなことを考えますか?
おしゃれなインテリア、住みやすい間取り、健康的に暮らせる素材。さまざまな条件や希望が次々とあふれ、夢がふくらみますよね。
では「長持ちするかどうか」についてはいかがでしょうか。無添加住宅は、家を建てる方の“そのときの希望”だけでなく、“これから先”を見据えた家づくりを考えています。
今日はご一緒に「ロングライフ住宅」について、考えてみませんか?
1.住宅の寿命は30年?
15年ほど前の少し古いデータにはなりますが、日本の平均的な住宅の平均寿命は30年と言われています。木造建築であることや高温多湿な気候などの影響もあるかもしれませんが、理由のひとつは合成化学接着剤にあります。それらは20~30年で劣化するため、そのまま住宅そのものの寿命に結びついているからです。
日本における住宅産業が、ローコスト・短納期・量産を優先してきた結果です。戦後の復興、住宅供給という歴史的な背景もあるため、すべてが悪いこととは言い切れません。でもこれからは未来に残す家づくりをもっと積極的に考えていく必要があるのではないでしょうか。
2.ロングライフ住宅のカギは自然素材
建材の劣化は合成化学接着剤に要因のひとつがあると言いました。無添加住宅では、本物の素材で家づくりをしており建材が劣化することがありません。
外壁は漆喰と炭化コルクを組み合わせた「漆喰塗り炭化コルクWALL」工法を採用しており、一般的によく見られるサイディングの壁のような継ぎ目がありません。この継ぎ目に使われるシーリングは、太陽光紫外線により約10年で劣化してしまいます。さらに漆喰は年月が経つほどより強固になっていく特性を持ち、炭化コルクは無機質のため腐ることがないのです。これらのことから、住宅自体が長寿命となります。
3.経年変化という価値
変化と劣化の違いについて、考えたことはあるでしょうか。本物の自然素材はお手入れを重ねるごとに「成熟」し、その価値が増していきます。大切に使いこまれたアンティーク家具やバッグなどが新品よりも魅力的になり、価値があがるのを目にされた方もいらっしゃるでしょう。住宅建材ひとつひとつも同様です。
生活の中で汚れたり、傷がついたりすることは避けられません。しかし、補修・修繕し、メンテナンスを重ねることで素材が育っていきます。化学的に作られたものは、一見汚れや傷がつきにくいように思われますが、その汚れや傷が積み重なった後はゴミになってしまいます。
まとめ
ロングライフ住宅として、受け継がれる家を作っていくこと。それは暮らす人の幸せを生み出すと同時に、これから先の未来のために現代に生きる私たちの使命なのかもしれませんね。