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【お正月の準備をはじめましょう!】第2回「鏡餅」

 

 

クリスマスの後にはお正月!大掃除もしなくちゃ・・・と思いつつ、なかなか進まず気持ちが重くなっていませんか?

 

前回から3回にわたり、お正月飾りについてその歴史や飾り方、また片付けのルールをお伝えしています。由来や意味を知るとお正月飾りへの気持ちも高まるかもしれません。疲れたら休み休みで、ぜひお正月飾りにもトライしてみてくださいね。

 

さて第2回目の今日は「鏡餅」。お正月と聞くと、頭の中に白いお餅とみかんのオレンジが浮かびますよね。でも一体、鏡餅って何だろうって疑問におもいませんか?今日は、そんな鏡餅を深堀してみます。

 

1.    鏡餅(かがみもち)の鏡とは?

鏡餅はお正月の大切な飾りです。お餅とみかんがセットで売られていることもあり、親しみやすい正月飾りのひとつです。しかし「餅」は分かりますが、「鏡」にはどのような由来があるのでしょうか?

 

弥生時代に日本にもたらされた古代の「鏡」は青銅で作られていました。人の姿を映す道具と言うよりは、太陽や月の光を反射させて祭りごと(神事)に利用していたそうです。鏡餅の餅は、神事に使われていた鏡を模したもので、神様とともに新しい年を祝う意味が込められています。

 

2. お餅とみかん?他にも飾る?

よく見かける2段に積まれた大小の餅とみかん。鏡餅と言うとイメージするのは、この姿です。家や地域によって異なりますが、それ以外にも次のものを飾り三方(三宝・さんぽう)と呼ばれる台にのせて、神様へ奉納します。

 

四方紅(しほうべに):四方が赤く塗られた和紙

裏白(うらじろ):葉の裏が白いシダ=夫婦仲良く、長寿祈願

ゆずりは:新しい葉が出てから古い葉と入れ替わる=家系の継続

橙(だいだい=みかん):代々家が続く

昆布(こんぶ):養老昆布・よろこぶ

串柿:縁起物

御幣(ごへい):神々への捧げものの意

 

3.片付けは?鏡割りとは?

鏡はも松が明け、神様がお帰りになったころに家族でいただきます。これを「鏡開き」と呼んでいます。かたくなっているお餅ですが、刃物で切るのではなく木槌などで叩いて割るようにしましょう。歳神様の魂がこもっているとも言われる鏡餅に刃物を向けない、武家社会の習慣の名残として切腹を彷彿とさせる刃物で切るのを避けるといった意味があるためです。

 

1月15日の小正月に鏡開きで分けたお餅をいれたぜんざいをいただく地域もあります。余談ですが、15日の小正月にたいして元日1月1日は大正月と呼ばれます。

まとめ

今では年末年始の行事をきちんとおこなうご家庭も減ってきました。現代のライフスタイルに合わないこともあるかもしれませんが、生活に取り入れられる範囲でぜひ取り入れてみてくださいね。次回はお正月の準備企画最終回、門松についてお話したいと思います。

 

 

 

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